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ブログ・タイトル変更のご挨拶

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「稲城東長沼」、「稲城向陽台」、「信州伊那谷」そして「多摩鶴牧」と変遷を続けてきた当ブログも、私の異動により、ついに主たる舞台を中国の黄土高原の片隅に移すことと相成り、それに合わせタイトルも変更することと致しました。

題して「蘭州府衡山堂起居註(らんしゅうふ・こうざんどう・ききょちゅう)」。今後もどうぞよろしくお願いいたします。

この(2017年)4月より、縁あって蘭州大学歴史文化学院ならびに西北少数民族研究中心の教員として勤務することとなりました。大学と交わした契約に基づき、こちらでは専らイスラーム化以後の時代を扱う「西域文献学」の授業を担当するほか、日本に引き続き現代ウイグル語も教えます。まだ右も左もわからず、かつ教授言語の漢語もおぼつかない(たぶん蘭大に勤務する教員の中で一番漢語ができない…)という、大変お寒いすべり出しではありますが、こちらの学生さんたちのために微力を尽くしたく思います。

研究面では、西北少数民族研究中心(その所在地がすなわち「衡山堂」という研究棟)にオフィスをいただき、こちらも引き続き新疆、とくに古写本やカーディ文書などを中心とする研究を進めていく所存です。

今後はこちらで見聞きしたこと、考えたことなどを専門分野に限らず自由に書いていければと考えております。どうぞ、今後も当ブログとお付き合いください。

2017年4月8日

菅原 純

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TUFSオープンアカデミー(夜間講座)の現代ウイグル語講座(初級と初中級)について

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東京外国語大学の一般社会人向けの講座「TUFSオープンアカデミー」にて、4月から現代ウイグル語の2種類の講座(初級と初中級)が私を講師として開講されることとなりそうである。

「なりそうである」というのは、受講生の登録がなければ講座は当然ながら開講されず、今年度の後期はもちろん次年度の開講も些か怪しくなるからである。何事も最初が肝心。よって心から多くの方々の受講を願わずにはおれない。

しかし府中キャンパス(最寄駅は西武多摩川線の多磨駅、さもなくば京王線の飛田給駅←こちらは些か遠い)で、しかも19:20から20:50までの時間帯での「夜間授業」に、いったいどれぐらいの方がお付き合いいただけるのだろうか。せめてもうひとつの会場(本郷サテライト)だったらと思わぬでもないが、こちらは早々に教室が埋まっており割り込む余地はどうにもなかったのであった。千里(と言うほどでもないけど)の道を険しとせず、ウイグル語をなんとかものにしてやるぞと、熱い心を持った人が集ってくれればホント幸いだ。

(講師としてはもちろん全力でそれに応えるつもりですので、皆様どうぞお誘い合わせのうえご受講ください。)


さて、現代ウイグル語に関するこの2つの講座内容については、近々に外語大(TUFSオープンアカデミー)のサイトでシラバスが公開されるはずである。ここではそれに先立って、やや詳しくそれぞれの講座の内容を宣伝することとしたい。


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開講日:4/10, 17, 24, 5/15, 22, 29, 6/5, 12, 26, 7/3, 10, 17(全12回)

開講時間: 19時20分~20時50分

受講対象者:日本語で通常の読み書きのできる方ならばどなたでも受講可

内容:本講座では現代ウイグル語の入門講座のいちばん最初のステップとして、あいさつYaxshimusiz!(ヤフシムスィズ!こんにちは)から、文字の書き方、読み方、基礎文法と会話を、音声教材を使用しながら学んでいく。初歩的な旅行会話ができるレヴェルまでの習得をさしあたりの目標に置く。

主な授業項目:あいさつと受け答え、文字の読み書きと発音、人称代名詞と人称接尾辞、名詞の格、動詞(現在形)、疑問詞、数の数え方と時間の言い方、動詞(過去形)、動詞(連体形)、予定と意志の表現、命令の表現など

教材:オリジナル教材を使用(教室にて配布)


※この講座は初歩の初歩の講座。ウイグル語老文字(独特のアラビア文字)をどうにか学びたい、「シルクロード」をもっと面白く旅したい、何か外国語をものにしたい(実際、ウイグル語は日本語話者には比較定期容易に習得できる構造をもった言葉の一つで、講師はウイグル語が世界一日本人に「やさしい」言葉だと確信している)と言う方には特にお勧めしたい。

※教科書は2007年にリリースした東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所の言語研修教材『エリン・エリン!』を、某名門出版社の最新著名シリーズ(ニュー●●●●●●)の構成に倣い再編集し、改訂をくわえた「縮刷版」の最新ヴァージョンを受講生限定で音声教材とセットで無償配布・使用する予定。


 
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開講日:4/8, 15, 22, 5/13, 20, 27, 6/3, 10, 24, 7/1, 8, 15(全12回)

開講時間: 19時20分~20時50分

受講対象者:現代ウイグル語文法を一通り(独習でも可)学ばれた方を対象とする。

内容:本講座は、現代ウイグル語の文法を一通り学ばれた方(あるいはそれに準じる方)を対象とする「講読形式」の初中級ウイグル語講座。文法や歴史背景の詳しい解説を織り交ぜながら、ゆっくりとウイグル語の文章を読み進めていく。講読テキストは、はじめラテン文字転写とアラビア文字原文を対照する形で、トルコから中央アジアまで広く知られた笑話であるナスリディン・エペンディ(ナスレディン・ホジャ)の短い笑話集を読み、それから出席者の希望に応じて選択したテキストを読んでいく。

教材:オリジナル教材を使用(教室にて配布)


※「現代ウイグル語文法を一通り(独習でも可)学ばれた方」とは、①どこかでウイグル語を学んだことがある人、②最初の授業の日までにたとえばこれ(冒頭の「概要」部分)を通読したり、こちらの内容ほかを通じていちおうの勉強をしてみた方、のいずれかということ。

他のテュルク諸語(トルコ語とかガガウズ語とかトルクメン語とかアゼルバイジャン語とかタタール語とかチュヴァシ語とかウズベク語とかカザフ語とかキルギス語とかサハ語とかサラール語とかオスマン語とかチャガタイ語とか…もう疲れた。とにかくそんな感じの言葉)を学ばれた方も十分(と言うか十二分。オーヴァー・クオリファイドかもしれませんが)受講要件を満たしている。ぜひ奮って受講いただきたい。

※上に示したように、この講座は「読む」講座で、一文一文丁寧に文法解説を加えつつテキストを読み進めていくつもりである。最初は当たり障りのない笑い話からスタートし、あとは受講生の方々の趣味に合わせて、いかようにも勢いの赴くままテキストを選び読んでいく所存。ばりばり読んでいきましょう。


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なお受講料はどちらも18,000円。申し込みはこちらから。


講師としては、ぜひ両講座ともに多くの方の参加を見て、実りある濃密な「学びの時間」が実現することを祈っております。ウイグル語を学びたい方、ウイグル人の文化により深く親しみたい方、「シルクロード」を違った角度からながめたい方、はぜひこの「多磨の夕べ」にご参加ください。


教室でお会いしましょう。


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2011年回顧と(ごくごく)若干の展望

年の瀬を迎え、掃除やら家族との時間でまあ忙しく毎日を送っている。そういう家事に忙殺?され「静かな思考の時間」がなかなか取れないのは困ったものである。しかし愚痴ってばかりもいられない。ここで気持ちよく新しい年を迎えるために、まず2011年の総括を試み、いささかの展望のようなものを書いておきたい。

まず自分に今年何があったのか。当ブログの記録に基づき、以下に時系列で示す:

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1月 年末年始は実家にも帰らず信州伊那谷で家族とひっそり過ごす。ワクフ関連文書をコツコツ読む毎日だった。

2月 俄かに新疆の雑誌向け論文(維文)の改稿に時間を費やす(結局、出たのかどうか未確認。どうなったの?)。ほぼ20年ぶりにスキーを再開しイナリ駒ヶ根やぶはらで滑走。「意外に行けるじゃん」と気を良くする。

3月 東日本大震災。信州の我が家は本棚が倒れガラスが割れた程度。岩手内陸部の実家・親戚もほぼ無事なれど、沿岸部の姻戚にかなりの犠牲者が出たことを後で知った。陸前高田など子供時代からなじみのあった地域の津波被害に茫然自失。震災の影響で予定していた公開講演(青山)も中止。中央アジア古文書セミナー(第9回)に参加しいくぶん気分を持ち直す。

4月 新年度開始。AA研フェローとなり、科研プロジェクトを引き続き推進。また青山の基礎ゼミ担当(今年度限り)。

5月 現代ウイグル語読書会@東京外語大をはじめる。

6月 中国ムスリム研究会(第21回定例会)出席

7月 野尻湖クリルタイ参加。

8月 信州を一歩も出ず、子供とプール通い。信州でこんなにプールに入るなんて思わなかった。行ったプール →1, 2, 3, 4

9月 伯父の重興梅岳英彦大和尚、遷化(4日)CESS@コロンバス参加。3か月連続の海外報告はじまり。

10月 「中央アジアのスーフィズムとイスラーム」シンポジウム(プリンストン大学)招聘・参加

11月 「新疆問題を越えて」ワークショップ(オーストラリア国立大学)参加。内陸アジア史学会@富山出席。

12月 九州史学会特別企画「アジ文研・ユラ研の時代」出席

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こう書いてみると、今年は堅実な仕事をあまり前に進められず、伊那谷の自然を満喫し「のほほん」と過ごしてしまった1年であったとつくづく感じる。今年の一字は「絆」だそうだが、個人的にはもう「薪」と書くしかない。薪の調達と薪割り、薪棚作りと薪の乾燥、がこの一年だったと言えなくもない。これが「充電」と呼べるものであるかどうかは俄かに判断がつかない。

今年見聞きしたことごと、学んだかもしれないこと、知りえたことがいつか何らかの形で実を結ぶのかどうか。それもまたよくわからない(当たり前だが)。今年亡くなったスティーヴ・ジョブズによれば、そういうことはその時には分からないもので、後で振り返ってみて初めてそのつながりが見えてくるのもなのだという(そういうことをスタンフォード大学のスピーチで述べていた。どういう実を結ぶのかは神のみぞ知るといったところだけど、願わくばそれがせめて「良い実」でありますように。

研究面で今年を一言でいえば「ワクフ」とりわけカーシュガルのワクフというものの理解が僅かながら前進したということに尽きる。昨年までは数例の事例を提示するのがせいぜいだったけれども、今年は包括的に(少なくとも)カシュガル旧市を中心とするワクフの規模と分布を把握できるだけの材料がやっと出揃った。今年の野尻湖クリルタイとプリンストン大のシンポジウムではそのあらましを報告させていただいたけれども、次のステップとしては、個別事例の検討を丁寧に完成させて、あらためてカーシュガルのワクフの歴史的性格というものを他地域との比較の上で明らかにしてみたい(実際、この取り組みにはかなりわくわくしている)。

新年は何はさておき懸案の論集編集を終了させ、かつ新疆大学とのイスラーム聖者廟(マザール)に関する記述研究をいくらか前進させたい。これが喫緊の課題。そうそう忙しくはしないつもりだが、どうなりますやら。

また当ブログについても、新年からはいくぶん執筆の間口を広げて、記事を拡充させていきたく思っている。

新年辰年もどうかよろしく皆様のご指導を賜りますよう、お願い申し上げます。

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業務連絡・予告: ブログ名称変更の予告

予告です。拙宅の転居に伴い、ここ「稲城東長沼起居註」は今月を持ちまして名称の変更を行います。Chinibagh Khabarliriよりの名称変更を経て、短い期間ではございましたが、東長沼で紡がれた駄文をお読みいただいた皆様には心から感謝申し上げます。と、同時に新しい看板のブログの方もどうぞご贔屓に願います。

4月より当ブログは「稲城向陽台起居註」へと名称変更されます。
あれ?と思われた方もおいでになるかもしれません。ふつう転居とは仕事の関係で居を移すことがまあ多いと思うのですが、今回はまったくそういうことはございませんで、私の不便きわまりない立場は相変わらずのまま、同じ稲城市内での移動になります。育児のことや、生活環境その他の条件を総合的に検討いたしまして、同じ市内でもう少し山よりの自然豊かな場所(かつ今よりも広くて手ごろなお家賃の物件)に寓居を移すこととした次第です。

タイトルが改まりましても、レイアウトその他も変更はございません。
では、今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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2008年の回顧

本日で世間はおおむね御用納め。ということで、本日の書き込みはこの鼠年の「回顧」をちょっぴり書いてみようかと思います。どうも最近この起居註は本の紹介に偏りがちなので、ここいらでいくぶん(あくまでいくぶん、ですが)軌道修正を図ることといたしましょう。

以下、月別に今年の出来事を:

【1月】Mazar Documents from Xinjiang and Ferghana (Facsimile 2)の編集作業に忙殺。執筆もさることながら、共同研究者とのやりとりに大いに頭痛をおぼえる。下旬、妻ひと月のアフリカ調査に出発。乳飲み子と2人取り残され、その世話に目を回す。

【2月】AA研中見立夫教授プロジェクト研究会にて「イスラーム法から中国法へ:省制期新疆不動産売却文書における「契約」の問題」報告。月末にようやく妻が帰国。京都の中央アジア古文書セミナー参加。

【3月】上記セミナーに啓発され?債務弁済文書をもっぱら読むうちに年度終了。月末にまつざきワークショップ参加。

【4月】AA研非常勤研究員任期切れにも拘らず報告書執筆の宿題に時間をとられる。科研費をめぐる間接経費(個人研究費)、研究場所などに関する外語大当局のつれない対応を遺憾に感じる。またたまたま同時期に話題になった後期高齢者医療制度に憤りを覚える。

【5月】GWを軸にウルムチ滞在。インフルエンザの影響でろくろく外を出歩くことができず、新疆大学内にひきこもり、オーガナイザーとしての打ち合わせや会場の下見、自分自身の報告の執筆など、夏のワークショップ@ウルムチの準備に専念する。月末京都で開催の「中央アジアの法制度研究会」出席。法学の明晰さ、奥深さに惚れ惚れする。

【6月】富山で科研の内部研究会開催、新疆大学所蔵ワクフ文書を講読。その後夏のワークショップ準備の中で読んでいる文書とその文書につき興味深い「発見」があり、おおいに興奮する。この月は上述のワークショップとCESS報告の2つの準備でワクフ文書一色。

【7月】ひきつづきワークショップ報告&CESS報告の2つの準備。野尻湖クリルタイにて「省制期カシュガルのワクフ訴訟」報告。

【8月】ウルムチ滞在。国際学術研討会「シルクロードにおけるマザール文化研究」(新疆大学)開催。私はその中で"“Opal, a Sacred Site on the Karakoram Highway - A Historical Approach by Using the Descriptions Found in the Mazar Documents”と題し報告。 この会議は北京オリンピック前後の自粛ムードやテロ騒ぎのあおりを受け大変な会議であったが、結果としてそれなりの達成感に幸福を覚えた。

【9月】ウルムチ会議の余韻に浸る間もなく中旬に渡米。CESS第9回大会に参加。パネル・セッション"Modern Historiography ot Xinjiang and the Uyghurs: Beyond the Chinese Sources"にて、"Waqf Litigation at Kashghar: A Case Study on the Khalīfa Family Records in the Time of Xinjiang Province(1895-1935)"と題し報告。同論文は帰国後直ちに改稿に取り掛かり、月末に某国内紙に投稿。

【10月】夏の一連のビッグ・イヴェントが終わり、一気に脱力感を覚えていたところに『現代ウイグル語語彙集』改訂版公刊の話が偶然にも浮上。月末にかけて改稿に集中する。

【11月】内陸アジア史学会大会出席。上記語彙集(のち『小辞典』と改称)」改稿の余勢を駆って電子版を編集公開。あわせホームページuighur.jpも全面的にリニューアルを実施。月末より2週、某市民講座で文書研究と口承文芸研究のお話をする機会があり、自分の研究についてあらためて多くのことを考えさせられる。同時にこの時期に子供がノロ・ウイルスに感染し、およそ2週間にわたり家族ぐるみで病魔に苦しめられる。

【12月】気がついたらいくつかの宿題(文章など)を抱えており、もっぱらその消化に専念。

と、まあクロニクル形式でいくとこんな感じでしょうか。
この1年は4月から非常勤講師以外はいかなる経済活動も行わず(というか行えず)、取るに足らないことに翻弄されてばかり。まったく、今年の私は家族に迷惑をかけっぱなしで、研究は別として、総体的にはあまり幸福とは言いがたい、まさに厄年(厳密には後厄年)に相応しい1年を送ってしまいました。

厄年というのは敬愛するH師によれば「本当にある」のだとか。私もカナリ遅ればせでしたが、妻の勧めで先月(よりによって)七五三の日に府中大国魂神社でお払いを受けてきました。残りわずかの厄年中は粛々と過ごし、晴れて厄の明けた新年には新しい気持ちで万事に当たりたいものです。

多分まだ年内に書き込むこともあるでしょうが、みなさま、よい年越しをお迎えください。

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Uighur.jp新装開店

数年にわたり更新を怠ってきた我がホームページを大幅に改造しました。

ヴァージョン・アップというよりはマイナー・チェンジ~ダウングレードといった感じでしょうか。あまり物を詰め込まず、気長に更新し続けられるような体裁を模索しています。あまりたいしたことはお約束できないのですが、最低でも自分の書いたものやつくったもの(たとえば先般脱稿したウイグル語小辞典とか)は、こちらで部分的にでも参照利用が可能な環境を整えたく思っています。

以前のHPにあった内容で、復活を希望される内容がございましたら何なりとお申し付けください。

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某ワークショップより帰宅

南伊豆で開催されていた中央アジア学会のワークショップ(なんと記念すべき10周年でした)に行ってまいりました。

例によって私はいささかKYな質問(いや、自分の研究上はきわめて重要かつ有益だったのですが)などで一部の顰蹙を買ってしまいましたが、実に楽しくも意味深い会でございました。この場を借りて運営委員ならびに出席者各位にお礼申しあげます。

意味深い、と書きましたが実はこの会期中結構お仕事も進みました。年度末中に完成させておきたかった報告書も伊豆で何とか完成。自分の名前で書いた報告書としては過去最長です!第1部68頁、第2部24頁、第3部は実に221頁!!-まあデータもいちいち貼り付けたからこうなったのですが、3年間の業務報告としてはそれなりに見栄えのする厚さにはなりました。この調子で自分の研究もバリバリ書き進めたいものでございます。

もうひとつ、フィールドから帰った院生のT君からお土産で14点ほど「屑文書」をいただいたのですが、会期中にそれをざっと一読し終えることができました。全部同じ家族から出たいわゆる「家族文書」しかも遺産相続をめぐってすったもんだした経過が見て取れるなかなか面白い文書です(結局示談で終了という穏やかな紛争ではありますが…)。いずれこれは何らかの形で報告させていただきますし、文書本体はいずれ現地の博物館に寄託する予定になっている親コレクションに加えることといたします。T君このうえなく有意義なお土産を本当にありがとうございました。

こういう風に書くとワークショップそのものはまじめに取り組まなかったのではないかと批判を受けそうですが、私はきわめて生真面目に積極的に参加いたしました。いささかKYではあっても質問もコメントもしたし、何と言っても夜の懇親会では2晩とも最後の後片付けまで付き合ったのですから!お風呂も千人風呂露天風呂宿の風呂を存分に堪能したし、最近出版したプロジェクトの出版物3巻セットも30人の方々にお渡しすることができたし、満足です。

というわけで、いいお風呂とおいしい食事とお酒と語らいと仕事を一気に消化した濃密な南伊豆にて2008年度はスタートしました。今年度は仕事らしい仕事もなく台所は極めて厳しいですが、楽しく有意義な1年にしたいものです。

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師走の1日

今日から新カテゴリー「業務日誌(のようなもの)」を追加しました。
このカテゴリーではその日にやったことを淡々と書いていきます(「思ったこと」「考えたこと」は別カテで書くこととします)。

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明日から3連休、火曜日は25日でさまざまな支払い期限、ということでその日の混雑を避け本日そのさまざまな支払いを消化。住民税とか奨学金の返済とか本代の支払いとか、それから賃貸マンションの更新料金まで!一気に懐はおそろしく寒くなった。

時間がやや半端だったので日中はプロジェクトの仕事を少々。デジタル化された論文にアクロバットの「タイプライター」機能を使って書誌情報を貼り付ける(なかなか便利)。

研究助成のスポンサーから昨年提出した報告の要旨の提供を求めるメールがあり、また京都のT先生から某言語の書誌紹介依頼のメールがあった。両方とも即座に返信。まあたまたま手持ちがあり、かつきわめて小さな仕事だったからできたわけだが、できれば原稿執筆もこんな感じでやりたいもんだ。

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