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第11回まつざきワークショップ

日本中央アジア学会(JACAS)第11回まつざきワークショップ(伊豆松崎町:松崎町商工会会議室、2009年3月29日~31日)

今年もまつざきワークショップに行ってまいりました。開催地がどちらかと言えば交通の便の悪い、遠方であるにもかかわらず、今年も参加者は30名を越え盛会でございました。

以下に報告のプログラムを示します。

3月30日(月) 午前 (9:00~12:10)

河野明日香(筑波大学大学院人文社会科学研究科)
「「連携」から「融合」へ向けた学社連携政策―教育改革期ウズベキスタンにおける教育行政の現在・教育の今」

須田将(北海道大学大学院博士課程)
「スターリン時代ウズベキスタンの権力と女性」

アナトラ・グリジャナティ(九州大学大学院博士課程)
「新疆ウイグル社会における双語教育の新たな展開」

3月30日(月) 午後 (14:50~18:10)

秋山徹(北海道大学大学院博士課程)
「20世紀初頭クルグズ人の歴史叙述―オスマンガリー・スドゥコフ≪Tarikhi Kyrgyz Shadmania≫(ウファ:1914年)を中心に」

塩野崎信也(京都大学大学院博士課程)
「18世紀のダルバンドとレズギ人」

タシ・メメティ(中部大学大学院博士課程)
「婚姻関係からみるトルコ系民族のナショナル像―トルコ共和国カイセリ市トルキスタン村の事例から」

3月31日(火) 午前 (9:00~11:40)

野田仁(日本学術振興会特別研究員SPD)
「イリ事件再考―カザフスタン国立文書館所蔵史料との対照から」

また、以下の論文抜き刷りなどをご恵贈いただきました。坂井さん、小嶋さん、グリジャナティさんありがとうございます。

坂井弘紀「遊牧民の勇気(カザフスタン民話)」、小長谷有紀編『昔話で親しむ環境倫理:エコロジーの心を育む読み聞かせ』65-81頁。
坂井弘紀「中央ユーラシア・テュルクの叙事詩に描かれる「異民族」」、『北東アジア研究』別冊第1号、2008年3月、109-133頁。
坂井弘紀「カラカルパクの知識人ダウカラエフについて」、高倉浩樹・佐々木史郎編『ポスト社会主義人類学の射程』(国立民族学博物館調査報告No.78)、2009年、289-307頁。
小嶋祐輔「中国「和諧社会」論と少数民族:中華民族の多元性という本質主義の批判的考察」、『現代社会学理論研究』第2号、2008年、128-140頁。
小嶋祐輔「「民族」化される格差:新疆ウイグル自治区を例に」、『中国21』Vol.30、193-212頁。
グリジャナティ・アナトラ「幼児教育にみる中国新疆ウイグル自治区の双語教育」、『アジア教育』第2号、2008年、12-22頁。
グリジャナティ・アナトラ、坂元一光「ビュシュック(揺籃)育児とその再編:新疆ウイグル自治区の産育文化の一側面」、『九州大学大学院教育学研究紀要』第10号(通巻第53集)、2008年3月、59-78頁。
グリジャナティ・アナトラ、坂元一光「中国少数民族の子どもと漢語受容:新疆都市部における言語接触と人間形成」、『国際教育文化研究』Vol.8、2008年6月、19-34頁。

今回のワークショップは例によって昼の部も夜の部も実に充実しており、頭もおなかもパンパン。お肌はつるつるの3日間でした。

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