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荒松雄先生逝去

遅ればせながら今日になってインド中世史の荒松雄先生(1921-2008)が8日にお亡くなりになったことを知りました。
http://www.jiji.com/jc/c?g=obt_30&k=2008111100745

私は直接教えを受ける機会は残念ながらなく、昔一度遠くからお見かけしただけだったのですが、ご本を通じて大変多くのことを学ばせていただきました。ここに謹んでその学恩に感謝申し上げ、ご冥福をお祈りいたしたく思います。

先生のお仕事についてはいずれしかるべき方がきちんとしたものをお書きになるでしょう。ただ私としては一般向けの『インドとまじわる』には実に教えられることが多かったということを特記しておきたいです。こちらは歴史学以外の方にもご一読をお勧めします。あと最近の自分の研究活動とのかかわりからは『インド史におけるイスラム聖廟』は外せません。


それにしても、修士課程に入りたてのころ、中国史の故山口修先生(1924-1998)のお宅にお邪魔して、荒先生、当時私が授業を受けていた故嶋田襄平先生(1924-1990)のことなどを親しく伺った日のことが懐かしく思い出されます。今にして思えば、これら先生方(1920年代生まれ)の世代は論文ばかりでなく、一般の方々にも面白く読めるエッセイを数多く書いておられ、そういうお仕事の数々は学問の底上げに相当貢献されておられるように思います。その後の世代は(自分の世代も含め)そういう意味では面白みが少し減っているかなあ、という感じがしないでもありません。1920年代生まれの先生方がずいぶん遠くに行ってしまわれたように思われ、寂しいです。

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Comments

こんにちは、

私は嶋田承平の長男の、嶋田健と申します。父の死後は、当時の勤め先であった日本IBMにて、湾岸戦争なども影響もあり、「テロリスト」「テロリストシンパ」などとのレッテルを張られてしまい、さらに変形喘息にかかり、カナダに母親を残して移住しました。

しかしながら、カナダで当時政権にあった自由党候補の応援団長も経験して、日本の政治に触発され、最近帰国しました。

政治な色が似ている民主党の公認を申請中ですが、結構、困難になってしまいました。

今後、機会がありましたら、またお邪魔します。

Posted by: 嶋田健 | 2009.12.19 at 06:02 AM

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