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『通信』終刊号

先週まで16日間ほど新疆に行っておりました。今回は夏に開催予定の国際学術会議の準備のための渡航でしたが、出発前からの風邪がひどく、最後まで病人のような状態でさんざんな毎日でした。で、その風邪は今も治っておりません。一月近くごほんごほんとまったく嫌になります(他の深刻な病気だったらどうしよう??)。

さて、帰国したら自宅にAA研の広報誌『通信』が届いておりました。みると何と「終刊号」と書いているではありませんか。
『通信』には私も何回か写真を載せてもらったり、報告を掲載させてもらったりしましたし、国際会議の報告(特にK先生のが実にすばらしかった)などは畑違いの学問領域に関する会議のものでも、自分たちで国際会議を組織する上でかなり参考になりましたし、励ましにもなりました。さらに「民族のこころ」をはじめとするすばらしいエッセイは実に質の高い面白い読み物でした。毎号手に取って読むのが楽しみだったのですが、終刊とは残念至極でございます。

この終刊号、巻頭に所長からの挨拶が掲載されており、これによれば今般の『通信』終刊は、広報体制の強化のため、『通信』が「一手に」担ってきた情報発信機能をいくつかに分散し、より肌理の細かい情報公開・発信体制を構築」するための措置とのことでして、今後は年2回刊の「斬新」なる広報誌とウェブ・ページで広報を行っていくそうです。「時代の変化への対応」というわけですが、こういう軽薄な時代にこそ手元に紙媒体で届く『通信』のような手堅い媒体がいっそう必要とされているように私には思えるのですがねえ。ひょっとしてAA研は時代を読み違えているのではないかと心配になりますが… まあ、お手並み拝見といったところでしょうか。

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Comments

あれから4ヶ月。その後ホームページが劇的に変わったわけでもなく、『通信』の後続誌が刊行されたという話も聞いておりませんで、なんだ結局『通信』はただ潰されただけなのか、ということが傍目にも明らかになったような気がします。これでいいのかAA研。猛省を促したく思います(なんてこんなとこに書いても誰も反省しないでしょうが)。

Posted by: sugawara | 2008.09.05 at 03:44 PM

続報。その後2009年1月20日付けでA4サイズの「世界を感応する」雑誌、題してFIELD+(フィールドプラス)が刊行されました。年2回刊とのことです。あえてここでのコメントは控えますが、今後の健闘を切に祈りたく思います。

Posted by: sugawara | 2009.03.10 at 09:19 AM

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